おすすめ!便利なChatGPTプラグイン
AIスタートアップ株式会社Deepreneur(ディープレナー)の澤田です。 弊社で実施した便利なChatGPTプラグインに関するサーベイを公開します!
概要
エンジニアリングの世界は常に進化しており、様々なChatGPTプラグインが開発されています。この記事では、いくつかの人気のあるプラグインの機能をご紹介します。
ChatGPTプラグインとは?
ChatGPTは、OpenAIが開発した高度なテキスト生成モデルで、膨大なデータを学習して自然な会話やテキスト生成を行うことができます。これを活用したプラグインは、多様な業務やソーシャルメディア環境でリアルタイムでの会話や情報提供を強化できます。独自の機能やカスタマイズが可能で、各ユーザーに合わせた体験を提供します。
おすすめで便利なChatGPTプラグインの紹介
1. BizToc: ビジネス情報収集ツール
BizTocは、AI関連の最新ニュースを簡単に収集できるプラグインです。
以下は、BizTocを利用して得られた最近のAI関連ニュースの一部です。
- Nvidiaが新たなスーパーコンピュータを発表
- Cathie Wood氏がNvidiaの価格が高すぎると指摘、TeslaがAIブームから利益を上げると予想
- BHPがマイクロソフトとAIを活用し、世界最大の銅鉱山で回収率向上へ
2. WebPilot: ウェブページとPDFの要約ツール
WebPilotは、ウェブページやPDFから記事を生成し、その内容を要約してくれるプラグインです。
例として、下記のようなニュースの要約文を出力することができます。
日本の岸田首相が長男の翔太郎首相秘書官を更迭したニュースがありました。これにより岸田首相の政治的判断が後手に回ったという印象が強まりました。
3. VoxScript: YouTubeトランスクリプト検索ツール
VoxScriptは、YouTubeのトランスクリプトや金融データソース、Google検索結果を検索できるプラグインです。
例として、あるyoutube動画の要約をお願いしてみました。
FNNプライムオンラインが投稿した「密着!覆面警察官vs“迷惑客引き”」という動画は、東京の繁華街での迷惑客引きとそれに対抗する私服捜査員の活動に焦点を当てています。
4. Algorithma: ゲーム開発AI
Algorithmaは、ChatGPT上でゲームができるAIツールです。このプラグインを使用すると、没入型のライフ シミュレーター ゲームをプレイできます。
5. There's An AI For That: AI学習リソース
「There's An AI For That」は、最新のAI技術を学べるリソースを提供するプラグインです。AIの基本から応用まで、幅広い情報がまとめられています。
6. MixerBox OnePlayer: 音楽とポッドキャストプレイヤー
MixerBox OnePlayerは、さまざまなジャンルの音楽やポッドキャスト、ビデオを無制限に楽しむことができるプレイヤーです。豊富なプレイリストを利用し、いつでもどこでも音楽やポッドキャストを楽しみましょう。
おわりに
これらのプラグインはエンジニアや一般ユーザーに大変有益です。 興味がある方は、ぜひデモ版も試してみてはいかがでしょうか。今後も新しいプラグインが続々登場することでしょう。最新技術を活用し、日々の業務や趣味に役立てましょう。
画像生成AIを徹底比較!種類や特徴を解説
AIスタートアップ株式会社Deepreneur(ディープレナー)の澤田です。 弊社で実施した画像生成AI比較に関するサーベイを公開します!
概要
人工知能(AI)の発展により、様々なアーティストやデザイナーが、独自のビジュアル作品を作成するのに役立つ画像生成AIを利用するようになっています。最近では、無料で使えるサービスが増えてきており、AI画像生成はますます普及してきています。そこで、今回は、種類や特徴を徹底比較したいと思います。
Stable Diffusion
Stable Diffusionは、フレーミングの調整が簡単にできるAI画像生成ツールです。照明の調整やフィルターの設定が可能で、汎用性に優れたツールとして人気を集めています。生成された画像に関する権利を主張しておらず、自由に画像を使用できるのが魅力です。また、ブラウザ上でも使えるし、ローカル環境でも使えます。
リンク:https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusion
DALL-E2
DALL-E2は、OpenAIが開発したAI画像生成ツールで、テキストの説明に基づいて画像を生成することができます。例えば「文房具の動物」という説明を入力すると、文房具でできた動物の画像を生成することができます。日本語にも対応しており、高度な画像生成能力を持っていることから、デザイナーやアーティストに人気です。ただ、有料のため注意が必要です。
リンク:https://openai.com/dall-e-2/
Bing Image Creator
Bing Image Creatorは、無料で利用できるマイクロソフトbingの画像生成AIのサービスです。DALL·Eモデルを使用しているため、性能が高く、日本語にも対応しています。非常に使いやすい上、生成される画像の品質が高いことから、非常に多くの人々に利用されています。
リンク:Bing
Canva Text to Image
Canva Text to Imageは、無料で使えるCanvaのアカウントさえあれば誰でも使えます。日本語にも対応しています。生成される画像には、豊富なオプションがあり、自分好みの画像をカスタマイズできます。
Diffusion art
Diffusion artは、無料で利用できるAI画像生成ツールの1つで、多数のモデルがまとめられています。時間をかけて生成することで、美しいアート作品を作成できますが、それでも性能はあまり高くありません。生成された画像は、自由に使用できます。
Night Cafe
Night Cafeは、無料で使えるアート作品生成ツールで、ユニークで美しいアート作品を作成することができます。英語での利用とサポートには留意してください。
Fotor
Fotorは、少しだけ無料で利用できますが、使いやすく、性能が良いツールの1つです。AI Image Generatorを活用することで、爆発的に画像を作成することができます。画像にもエフェクトを加えることができ、非常に使いやすいことが特徴です。
Craiyon
Craiyonは、登録不要で、無料で使える数分間のAI画像生成ツールで、任意のキーワードを入力するだけで多数の画像を生成することができます。無料でありながら、直感的な操作が可能で、誰でも簡単に使うことができます。
Deep AI
Deep AIは、テキストを入力するだけで、最高品質の画像を作成することができるAI画像生成ツールの1つです。利用には費用はかかりませんが、APIの制限により、利用には制限があります。
Artreeder
Artreederは、無料で使えるAI画像生成ツールで、イラストをフォルダで管理することができます。JPGおよびPNG形式でダウンロードすることができますが、性能があまり高くありません。
StarryAI
StarryAIは、商用可能で、リアルな画像、抽象的な画像、製品的な画像を作成することができます。無料でも利用でき、性能が高いことが特徴です。イラストよりも写真に焦点を当てているため、異なるニーズに対応することができるという点が魅力です。
おわりに
今回は、画像生成AIの中でも人気、知名度の高いものを比較し、紹介しました。企業や個人は、画像生成AIを使用することで、他と差別化されたアート作品を作成することができます。皆さんも是非試してみて下さい!
NVIDIA GPUの性能比較
AIスタートアップ株式会社Deepreneur(ディープレナー)の澤田です。 弊社で実施したNVIDIA GPUの性能比較に関するサーベイを公開します!
概要
NVIDIAは、データセンター、ワークステーション、そしてコンシューマー向けのグラフィックスアクセラレータを提供していることで知られる企業です。各GPUモデルにおける性能には差があります。そこで、NVIDIAのGPUに関するサーベイを実施し、最先端のGPUをどれほど把握しているのかを詳細に解説します。
NVIDIAのGPUモデル
NVIDIAは、Geforce、Quadro、Titan、Teslaの4つのカテゴリーでGPUモデルを提供しています。それぞれの違いは、用途や性能、バッファーなどです。以下に、最新のTeslaシリーズにおける性能比較を示します。
GPUモデル | Tensor Cores数 | CUDAコア数 | メモリ容量 | メモリバンド幅 | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Tesla T4 | 320 | 2,560 | 16 GB GDDR6 | 320 GB/s | 70 W | $2,500 |
Tesla V100 | 5,120 | 5,120 | 16 GB HBM2 | 900 GB/s | 250 W | $8,000 |
A100 | 6,912 | 6,912 | 40 GB HBM2 | 1.6 TB/s | 400 W | $11,000 |
GPUモデルによる性能差
T100、V100、そしてA100のようなGPUモデルには、それぞれ消費電力やGPUコア、メモリバンド幅、Tensor Cores数などに差があります。一般的に、エンタープライズ向けのGPUは、高性能である一方で、コンパクトなGPUは、コストと性能のバランスを考慮されています。
以下は、コンパクトなGPUモデルにおける性能の比較表です。
特徴 | テスラ T4 | テスラ K80 |
---|---|---|
建築 | ヴォルタ | マクスウェル |
CUDA コア | 2,560 | 4,992 |
メモリー | 16GB GDDR6 | 24GB GDDR5 |
クロック速度を上げる | 1.582GHz | 875MHz |
消費電力 | 70W | 300W |
結論
GPUモデルによって、Tensor Cores数、CUDAコア数、メモリ容量、メモリバンド幅などが異なるため、性能に差があります。最新のGPUモデルは、消費電力に配慮しつつ、性能を追求したものが多く、エンタープライズでの使用が適しています。コンパクトなGPUモデルでは、T4が最新で、L4、A10、そしてK80の順で性能が高く、コスパに優れるという特徴があります。
参考
OpenAIのChatGPT APIを利用する際のセキュリティについて
AIスタートアップ株式会社Deepreneur(ディープレナー)の澤田です。 弊社で実施したOpenAIのChatGPT APIを利用する際のセキュリティに関するサーベイを公開します!
概要
OpenAIは、大規模言語モデル (LLM) の開発で知られる企業です。同社のChatGPTは、人工知能による対話生成技術により、自然言語でのコミュニケーションを可能にする API です。この API を使うにあたって、どのようにセキュリティが担保されているのかについてサーベイを行います。
ChatGPT APIの特徴
ChatGPT APIは、テキストコンテンツを入力とし、会話のロールを複数指定することで、ある程度の内容制御が可能です。会話の履歴は自動的に参照されることはなく、過去の会話を入力することで ChatGPT のサービスを利用することができます。また、OpenAI はチャット履歴をオフにすることもできるようになっています。
ChatGPT API では、入力トークン数に応じた課金方式が採用されています。トークン単位での価格は 0.002 ドルであり、1,000 トークン分の利用には 0.002 ドル(約 0.22 円)かかります。ただし、入力と出力の合計トークン数が 4,096 を超えることはできないため、注意が必要です。
APIを利用する際に心配なセキュリティ問題
OpenAIのChatGPT APIを利用する際に心配なセキュリティ問題は以下の3点です。
- モデルの改善にデータが使用されるかどうか:
- Web上でのChatGPTの場合、データがモデルの改善に使用される可能性がある。ただし、APIを介した送信には心配する必要はない。
- 送信したデータの保持期間:
- OpenAIは、悪意のある利用を防止するため、送信されたデータを30日間保持することがあります。ただし、オプトアウトフォームを使用することで、この期間を延長しないようにすることができます。
- 課金されるトークン数について:
APIを安全に利用するための注意点
OpenAIのChatGPT APIを安全に利用するために注意すべき点を以下の3点です。
- データ送信の目的を明確にすること:
- APIで送信するデータの目的を明確にすることで、不正利用を防止することができます。
- オプトアウトフォームの使用:
- 法人ユーザーは、オプトアウトフォームを使用して、送信したデータがモデルのトレーニングに使用されることを防止することができます。
- DPAの締結
結論
OpenAIのChatGPT APIを利用する場合、オプトアウトフォームを使用したり、DPAを締結したり、送信するデータの目的を明確にすることが大切です。また、APIを介して送信する場合には、データがモデルの改善に使用される心配はないとされています。ただし、Web上でのChatGPTの場合、データがモデルの改善に利用される可能性があるため、オプトアウトに留意する必要があります。
参考文献
- OpenAIからChatGPTとWhisperに関するAPIがリリースされたのでドキュメントを読み解いてみた
- ChatGPT APIリリースに伴ってOpenAIのAPIデータ利用ポリシーが改定されたので読んでみた
- ガラパゴス、ChatGPT APIを活用したセキュアな従業員向けGPTチャットシステムの提供を開始
- JBS、機密情報の漏洩リスクを回避して安心安全に「ChatGPT」を利用するための導入コンサルティングサービスをリリース
- ChatGPTに入力情報を学習データとして使用させない方法「オプトアウト」
- Open AIの利用規約とヘルプページを精査して、どのサービスならデータが2次利用されないかを調べてみた。
会社テックブログを始動します!
はじめまして! 株式会社Deepreneur(ディープレナー)でCEO兼エンジニアの澤田と申します。
弊社は松尾研究所出身メンバーが創業したスタートアップでして、この度社内にたまっていった知見等をハテナブログを通じて発信することに決めました。 この記事では会社の紹介をさせていただければと思います。
株式会社Deepreneur(ディープレナー)とは
株式会社Deepreneurは、AI技術を駆使して未だかつてない人間とテクノロジーの新たな関係を構築することを目指しています。 我々は、AIが単なるツールではなく、人間と共に問題解決を行い、新たなアイデアを生み出すパートナーとなることを信じています。そのためには、AIが人間の活動を理解し、人間がAIの能力を最大限に引き出すことが必要であり、その実現に向けて我々は両者をつなぐ架け橋の役割を担います。
事業
株式会社Deepreneurは、人間とAIが協働して社会全体のデジタルトランスフォーメーションを実現するために3つの事業領域に取り組んでいます。
AIソリューション事業
深刻化する労働力不足と働き方の多様化に対応するため、AI技術を活用して業務プロセスをデジタルトランスフォーメーションします。
課題の抽出からAIアルゴリズムの開発、検証、実運用までを一貫してサポートし、最適化された業務プロセスを実現します。
大規模言語モデル利活用支援
ChatGPTをはじめとする大規模言語モデルは未来のビジネスを切り拓く大きな可能性を秘めています。しかし、その活用には深い理解と高度な技術力が必要です。
私たちは、この壁を解消するための一貫したサポートを提供します。学習セッション、技術コンサルティング、開発・検証、導入・運用支援を通じて、貴社のビジネスモデルにChatGPTを活用します。ビジネスモデルや課題にカスタマイズした大規模言語モデルを搭載したAIチャットボットの開発、導入を支援
テックブログを始めた経緯
もともとわたし自身が、SawaoというZennの個人アカウントにて少しニッチなエンジニアリングにまつわる発信をしていたので、テックブログとは親しみがありました。
スタートアップを創業するにあたって、色々社内で初めてなことが多く、その都度調べてはドキュメントにまとめということをしていたので、気がつくとたくさんの知見が溜まっていました。(笑)
また、弊社のことについて少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
今後の発信について
まずは、弊社内で溜まっていく知見をシェアして行こうと思います。 - AI - 大規模言語モデル - blockchain - フロントエンド - バックエンド - クラウド(AWS等) - 各種サーベイ
等、様々なトピックをAIスタートアップの視点から発信していきますので、何卒よろしくお願いいたします。